2024年問題に備える物流DX ― WMS刷新プロジェクト課題日本梱包運輸倉庫株式会社様(以下、日本梱包運輸倉庫様)は日本各地で物流サービスを展開しております。現在稼働している倉庫管理システム(WMS)は20年以上前に構築されており、荷主毎の業種・取り扱い製品の違いに合わせ、カスタマイズを行っておりました。その結果、200以上の個別カスタマイズとなり、1つの機能を改修するために、全てのシステムを調査・修正をする必要があり、運用管理においても非効率な状況に陥っておりました。システムの複雑化は倉庫や輸送現場の業務にも影響を及ぼし、業務毎の異なる仕様が発生しているため、作業が属人化しており、人材の柔軟な配置も困難な状態となっておりました。また紙ベースの運用では、ヒューマンエラーによる誤出荷を起こす可能性もありました。日本梱包運輸倉庫様は、「システムの複雑化」「属人化」「ヒューマンエラー」などの問題点を解決すべく、WMSシステム刷新プロジェクトを立ち上げました。施策「荷主ごとの多様なニーズ対応」、「柔軟性とコスト効率の両立」を実現する手段として、スクラッチ開発を選択しました。また、「Amazon Web Services(AWS)」を活用した、クラウドネイティブかつサーバーレスなアーキテクチャを選択することで、初期インフラ投資を抑えつつ物流量の変動に柔軟に対応できるようにしました。こうして出来上がった新WMSシステムは「CIRRUS」と名付けられました。※CIRRUS(シーラス)… 「巻雲」を意味する単語で、最も高い位置にできる雲。※CIRRUS(シーラス)は、日本梱包運輸倉庫様の製品です。「CIRRUS」の設計思想の中核は三層構造のアーキテクチャとなります。第一層は汎用(はんよう)的な倉庫管理の基本機能、第二層は商材別の管理機能、第三層は荷主向けの個別機能で構成されており、基本機能のみで標準的な在庫管理が可能で、必要に応じてオプション機能を追加できる柔軟性を実現しております。また、もう一つ大きなポイントがあり、倉庫に敷設した専用回線ではなく、公衆回線を活用してスマートフォンをハンディーターミナルとして利用できる様にしました。これにより場所を問わず作業できるようになり、またプリンターで紙を出力することなく、業務を行えるようになりました。効果CIRRUS導入後は、下記の効果を一例として挙げられています。荷主ごとの要件に柔軟に対応しながら運用・保守の効率化を実現業務の標準化とUI改善により属人化を解消し、生産性が向上ペーパーレス運用で誤出荷を抑制し、品質・信頼性を強化三層構造のアーキテクチャにより必要に応じてオプション機能を追加できる柔軟性使いやすいUIで業務の標準化(属人化解消、工数削減)ハンディーターミナルにより誤出荷の件数が減少(紙ベース運用から脱却)ヒューマンエラー抑制による品質・信頼性の向上■今後の展望日本梱包運輸倉庫様は、労働時間の上限規制によって物流業界のDXが急務になっている「2024年問題」に向けて、「CIRRUS」が物流業界の課題解決に役立つと考えていらっしゃいます。全国の営業所における導入実績を紹介するとともに当社と連携して販路の拡大してまいります。当社は、これからも物流業界のDX化と発展に貢献してまいります。インタビュー記事に関して日本梱包運輸倉庫様、ニッコン情報システム様と当社で対談させていただき、その内容をインタビュー記事(広告記事)としてまとめております。「増え続ける倉庫管理システムと維持コストに現場が悲鳴 日本梱包運輸倉庫の解決策とは?:20年モノのレガシーシステムをどうモダナイズしたか」(2025年12月22日公開)本CIRRUSに関する開発秘話や、物流業界における共通課題へのDX等を記載しておりますので、是非、ご参照ください。ダウンロードはこちら※日本梱包運輸倉庫株式会社様の社名変更のお知らせ※このたび日本梱包運輸倉庫株式会社(以下、日本梱包運輸倉庫)は、2026年4月1日をもちまして、社名を「日本梱包運輸倉庫株式会社」から「ニッコン株式会社」に変更いたします。グループのブランドであるニッコンに統一することにより、さらなる事業拡大を目指してまいります。■新社名:ニッコン株式会社(旧社名:日本梱包運輸倉庫株式会社)■変更日:2026年4月1日